ネット通販経営で失敗しないためにすべきこと
近年、ネット通販はスーパーマーケットや百貨店とは対照的に右肩上がりで市場を拡大しています。ネット通販市場ではAmazonや楽天・YahooショッピングといったECモールをはじめ、特定の商品に特化した専門サイトや大手メーカーや大手小売チェーンなどの公式自社サイトなどが競合しあっています。楽天市場だけを見ても2017年5月現在で4万店舗以上が出店している状況です。ただ、開店したすべての店舗が成功しているわけでもなく、月に1000件以上の出荷をしているのはほんの5%に過ぎないようです。
そこで本日はネット通販で失敗しないためのポイントを掲載致します。
目次
数字目標を立てる
最初に売上収支の一例を掲載してみました。商材によって数字が変わるため、あくまでも参考にしていただきたいのですが、営業利益を5%に設定すると安定したショップ運営ができるようです。
また、よく「広告費って売上の何%使っても良いの?」という声を耳にしますが、まずは5%に設定するのが好ましいようです。詳しく言えば限界利益から20%が広告費の目安です。ただ、ネット通販の広告に関しては、ECモールの場合、担当のECコンサルタントから勧められた広告が思うように効果がなかったり、自社サイトの場合は自分で良い広告を見つけられなかったりと最初のうちは色々と苦労するかもしれません。しかしそれはある程度仕方がない部分があります。それは例えば広告を使ったとしても、サイトの導線が悪かったり、商品数が足りなかったり、在庫が足りなかったりと、開店して間もない頃は100%の状態で挑めていない可能性があるからです。であるからに、最初の数年はチャレンジ期間としてサイトを育てていく必要がございます。その中で必要なのが、数字目標を立てるということです。(少なくても損益分視点売上高を意識していれば、つまづくことはないと思います。)
以前こちらのブログで「今さら聞けないCVRって何?」という記事を書きましたが、売上や利益だけではなく、サイトのアクセス数や転換率までしっかりとした目標を立てることで、理にかなった売上収支を組み立てられるようになります。
マーケティングに集中する
ネットショップを運営して2〜3年の間もないショップによくあることが日々の発送業務に追われて、マーケティングに力を注げていないことです。弊社では月間出荷件数が1000件を超えたあたりから発送業務のアウトソーシングを提案しております。それはネット通販経営者様にしっかりとマーケティングの時間を確保して頂きたいからでございます。
ECサイトが爆発的に増えた一方で、成功するためには商材選びや仕入れルートの開拓等、いかに他店舗と差別化できるかが重要になりつつあります。いくら数値目標を掲げても、いくら広告を利用しても、売れる商材を売れる価格で販売しないと長続きしません。発送業務を自社で完結しようとすると、保管スペースはもちろん、人材不足のこの時代に力を入れて人手を確保する必要がありますし、人数が増えた分、社内業務のマニュアル整備等、管理業務が増える傾向にあります。そうならないためにも、弊社ではお客様のショップ経営をバックアップするために「ワンストップ物流サービス」をご用意しております。物流に関わらず撮影やSEO対策等、一括してアウトソーシングいただくことで、トータル的なコストダウンが実現可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一度、自店舗の売上収支と比較してみてください。少しでも物流費をコストダウンしたい場合はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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