物流用語集

TOP物流用語集


 


    あ行  

    RFID (あーるえふあいでぃー)

    電波を利用して対象物の識別と情報の自動取得を行う技術。RFIDシステムはタグ、リーダー、アンテナから構成され、タグにはICチップとアンテナが内蔵されている。リーダーが発する電波を受けてタグが情報を送信することで、対象物の識別が可能となる。物流や在庫管理において、複数のタグを一度に読み取ることができ、商品の位置や状態をリアルタイムで把握するのに利用される。

    ROI (あーるおーあい)

    Return On Investment(投資利益率)の略。投資によって得られた利益の割合を示す指標です。具体的には、投資によって得られた利益を投資額で割り、その結果を百分率で表します。ROIは、投資の効率性や収益性を評価するために広く用いられ、投資の成果を比較する際の重要な指標となります。

    RPA (あーるぴーえー)

    Robotic Process Automationの略。ソフトウェアロボットを使用して、定型的かつ反復的な業務プロセスを自動化する技術です。人間が行うマウス操作やキーボード入力を模倣し、業務フローを自動的に実行します。RPAは、業務の効率化やヒューマンエラーの削減に寄与し、特にバックオフィス業務やデータ処理業務で広く導入されています。

    IoT (あいおーてぃー)

    様々な物理的なデバイスや機器がインターネットに接続され、データの収集、共有、分析が可能になる技術。センサー、ソフトウェア、その他のテクノロジーを組み込むことで、これらのデバイスが相互に通信し、リアルタイムで情報をやり取りすることができる。物流分野では、IoTを利用して倉庫内の在庫管理、輸送中の温度や湿度の監視、トラックの位置情報の追跡などが行われ、業務の効率化と最適化が図られる。

    アウトソーシング (あうとそーしんぐ)

    企業が自社の業務の一部または全部を外部の専門業者に委託すること。コスト削減、専門知識の活用、業務効率の向上などを目的として行われる。物流分野では、倉庫管理、配送業務、在庫管理などがアウトソーシングの対象となることが多い。アウトソーシングにより、企業は自社のリソースをコアビジネスに集中させることができ、競争力を高めることができる。

    アップセル (あっぷせる)

    顧客が購入を検討している商品よりも高価格または高機能な商品を提案し、販売する手法。販売単価の向上を目指し、顧客のニーズや期待を上回る商品を提供することを目指す。例えば、基本モデルの家電を検討している顧客に対し、上位モデルを推薦することが該当する。物流においては、アップセル対応のための在庫管理や配送計画の調整が求められる。顧客満足度の向上と売上増加を両立させる重要な販売戦略である。

    アパレル物流 (あぱれるぶつりゅう)

    衣料品やファッションアイテムの流通に特化した物流のこと。商品の入荷、検品、保管、ピッキング、梱包、出荷までの一連のプロセスを効率的に管理することが求められる。季節やトレンドに左右されるため、迅速な対応と柔軟な在庫管理が重要となる。返品処理やサイズ、色のバリエーションが多いことから、特殊な管理方法やITシステムの導入が行われることが多い。アパレル物流は、顧客満足度の向上とともに、在庫回転率の最適化に寄与する。

    アライバルノーティス (あらいばるのーてぃす)

    輸送業者が荷受人に対して荷物の到着を通知する文書です。この通知には、貨物の到着日時、場所、受け取りに必要な手続きなどの情報が含まれています。アライバルノーティスは、荷物の受け取りをスムーズに行うために重要な役割を果たします。

    ERP (いーあーるぴー)

    Enterprise Resource Planningの略。企業の経営資源を一元管理し、業務全体の効率化と情報の統合を図るためのシステム。ERPシステムは、財務、人事、製造、販売、在庫管理などの各業務プロセスを統合し、リアルタイムで情報を共有・活用できるようにする。物流分野では、在庫管理、受発注管理、配送管理などの機能が含まれ、サプライチェーン全体の最適化に寄与する。ERPの導入により、データの一貫性が保たれ、経営判断の迅速化や業務プロセスの効率化が実現する。

    EC (いーしー)

    EC(Electronic Commerce、電子商取引)インターネットを利用して商品やサービスを売買すること。ECにはB2C(企業対消費者)、B2B(企業対企業)、C2C(消費者対消費者)などの形態がある。ECプラットフォームでは、顧客はオンラインで商品を検索、選択、購入でき、支払いもオンラインで完了する。物流においては、注文後の迅速な発送と正確な配送が求められ、在庫管理や配送システムの効率化が重要となる。ECは24時間365日利用可能であり、消費者にとって利便性が高い。

    ECカート・システム (いーしーかーと・しすてむ)

    インターネット上で商品を販売する際に使用される、電子商取引プラットフォームの一部。このシステムは、消費者がオンラインショップで商品を選択し、「カート」に追加することで、複数の商品を一度に購入するプロセスを可能にする。購入意思決定後、消費者はカート内の商品に対して支払いを行い、注文が完了する。ECカート・システムには、商品管理、在庫管理、注文管理、支払い処理などの機能が含まれ、オンラインショップの運営を効率化する。使いやすさとセキュリティが重視され、消費者に安全かつ快適なショッピング体験を提供するために設計されている。

    ECサイト (いーしーさいと)

    インターネット上で商品やサービスを販売するためのウェブサイト。消費者はECサイト上で商品を検索し、選択し、オンラインで購入することができる。ECサイトには、商品詳細ページ、カート機能、決済機能、顧客情報管理機能などが含まれる。企業はECサイトを通じて、広範な顧客にリーチし、24時間365日営業することが可能となる。効果的なECサイト運営には、SEO対策、ユーザー体験の向上、セキュリティ対策が重要となる。

    ECモール (いーしーもーる)

    複数の店舗やブランドが集まってオンラインで商品を販売するプラットフォーム。代表的な例として、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがある。ECモールは、消費者が一度に多くの商品や店舗を比較し、購入することができる利便性を提供する。店舗側は、モールの集客力を活用して幅広い顧客層にアプローチできる。モール運営企業は、決済システム、物流サポート、マーケティング支援などのサービスを提供する。

    EDI (いーでぃーあい)

    EDI (Electronic Data Interchange, 電子データ交換)企業間で標準化された電子フォーマットを用いて、商取引に関するデータを交換する仕組み。EDIにより、注文書、請求書、出荷通知などの業務文書を迅速かつ正確にやり取りできる。手作業による入力ミスや郵送による遅延を減少させ、業務効率の向上とコスト削減を実現する。特に製造業や物流業界で広く利用されており、取引先との連携を強化するための重要なツールとなっている。

    一次元バーコード (いちじげんばーこーど)

    商品や情報を縦線の太さと間隔で表現する識別コードである。スーパーマーケットや物流業界で広く利用されており、専用のスキャナーで読み取ることで、商品情報や在庫データなどを瞬時に取得できる。一次元バーコードは、そのシンプルさと読み取りの高速性から、効率的な商品管理や追跡に不可欠な技術となっている。

    一括配送 (いっかつはいそう)

    複数の荷物をまとめて同じ地域や宛先へ配送する物流方法である。コスト削減や配送効率の向上を目的としており、特にEC業界や食品配送業界で活用されている。一括配送により、輸送時の燃料消費やCO2排出量の削減にも繋がり、環境に優しい配送方法としても注目されている。

    移動式ラック (いどうしきらっく)

    レールや車輪が取り付けられ、必要に応じて位置を変更できる収納棚である。倉庫などの限られたスペースを有効活用するために設計されており、ラック間の通路を自由に調整できるため、収納効率が大幅に向上する。また、アイテムの取り出しや整理も容易になり、物流センターや書庫などで広く使われている。

    インクジェットプリント (いんくじぇっとぷりんと)

    インクを微細な滴で噴射し、印刷する方式。高精細な印刷が可能。

    インボイス (いんぼいす)

    売買契約に基づいて発行される請求書です。商品やサービスの提供後、売り手が買い手に対して支払いを請求するために発行します。インボイスには、商品の詳細、数量、価格、支払い条件、取引日などの情報が記載されています。国際貿易においては、インボイスは輸出入手続きのための重要な書類の一つとなります。

    運送 (うんそう)

    荷物や人を目的地まで輸送する活動。

    エアー緩衝材製造機 (えあーかんしょうざいせいぞうき)

    空気を充填したプラスチック製の緩衝材を製造する装置である。商品の梱包時に使用され、衝撃から商品を保護する。機械はオンデマンドで緩衝材を生成するため、必要な時に必要な量だけ製造でき、材料の無駄遣いを防ぐ。また、空気を使用するため、軽量でありながら高い保護性能を提供する。

    AI (えーあい)

    人工知能。学習、推論、認識、問題解決などの人間の知能を模倣するコンピュータシステムやソフトウェアである。機械学習やディープラーニングを含む幅広い技術がAIには含まれており、医療診断、株式取引、自動運転車、音声認識など、多岐にわたる分野で応用されている。AI技術の進化により、人間の作業を効率化し、新たな価値を生み出す可能性が広がっている。

    ABC分析 (えーびーしーぶんせき)

    在庫管理や販売戦略の最適化のために使用される手法で、アイテムを重要度や価値に基づいてA、B、Cの3つのカテゴリに分類する。Aカテゴリは最も価値が高く、管理に重点を置く必要があるアイテム、Bカテゴリは中間の価値を持つアイテム、Cカテゴリは価値が低く、管理の優先度が低いアイテムを指す。この分析により、企業はリソースを効率的に配分し、在庫コストを最小限に抑えることができる。

    A/Bテスト (えーびーてすと)

    2つのバージョン(AとB)を比較し、どちらがより効果的かを測定する実験手法である。主にウェブサイトのデザインやマーケティングキャンペーンの最適化に使用される。例えば、異なるデザインのランディングページをランダムにユーザーに表示し、クリック率やコンバージョン率を比較することで、より効果的なバージョンを特定する。A/Bテストはデータに基づいた意思決定をサポートし、パフォーマンスの向上に寄与する。

    A品 (えーひん)

    品質が最も高く、欠陥や不良がない製品を指す。製造業や小売業において、A品は顧客に提供される標準的な製品であり、品質管理の基準を満たしている。A品は信頼性が高く、顧客満足度を高めるために重要である。

    SEO (えすいーおー)

    ウェブサイトを検索エンジンで上位に表示させるための一連の施策である。キーワードの最適化、メタデータの設定、コンテンツの質の向上、内部リンクの構築、外部リンクの獲得などが含まれる。SEOの目的は、オーガニック検索結果からのトラフィックを増やし、ウェブサイトの可視性と訪問者数を向上させることである。

    SKU (えすけーゆー)

    在庫管理単位。商品を識別するための一意のコードであり、在庫管理や販売分析に使用される。SKUは、製品の種類、サイズ、色、バージョンなどの属性を基にして作成される。SKUを使用することで、企業は在庫の追跡、再注文、売上分析を効率的に行うことができる。SKUは、倉庫管理システムや販売管理システムにおいて不可欠な要素である。

    SCM (えすしーえむ)

    製品の原材料調達から最終消費者に届けられるまでの全プロセスを効率的に管理し、最適化するための手法です。これには、製造、在庫管理、物流、情報流通、販売など、製品の流れと関連情報の流れを含む一連の活動が含まれます。SCMの目的は、コスト削減、生産性向上、納期短縮、顧客満足度向上を通じて、全体のサプライチェーンの効率性と有効性を高めることにあります。

    X線検査 (えっくすせんけんさ)

    X線を使用して物体内部の構造や欠陥を非破壊で調査する技術です。製品の品質管理、安全検査、医療診断など、さまざまな分野で利用されています。例えば、食品業界では異物混入の検査、工業分野では製品の内部欠陥や亀裂の検出、医療分野では体内の骨折や異常の診断に用いられます。X線検査は非侵襲的であり、対象物に損傷を与えることなく内部情報を得ることができるため、非常に有用な技術です。

    FBA (えふびーえー)

    Fulfillment by Amazonの略。アマゾンが提供する物流サービスです。このサービスを利用すると、販売者は商品をアマゾンの物流センターに送り、在庫管理、注文処理、梱包、配送、顧客サービスなどの業務をアマゾンに委託することができる。FBAを使用することで、小規模な販売者でも迅速な配送やプライム対象商品の提供が可能となる。

    OEM (おーいーえむ)

    Original Equipment Manufacturerの略。製品またはその部品を製造し、別の企業に供給することで、その企業のブランド名で販売される企業を指します。OEM製造は、ブランド企業が製品開発に注力し、製造コストを削減するための戦略として利用されます。

    OMS (おーむえす)

    Order Management Systemの略。注文の受付から配送までのプロセスを管理し、最適化するためのシステムです。OMSは、顧客からの注文情報の収集、在庫管理、配送ステータスの追跡、返品管理など、注文に関連する様々な業務を一元的に処理します。このシステムを導入することで、注文処理の自動化が進み、誤発送や在庫切れなどの問題を減らし、顧客満足度の向上につながります。

    オムニチャネル (おむにちゃんねる)

    小売業において顧客がオフライン(実店舗)とオンライン(ウェブサイト、SNS、モバイルアプリなど)の両方を含む複数の販売チャネルをシームレスに利用できるよう統合する戦略です。このアプローチにより、顧客はどのチャネルを通じても一貫したブランド体験を享受でき、購買プロセスがスムーズになります。オムニチャネル戦略は、顧客満足度の向上、顧客ロイヤルティの強化、売上の増加に貢献します。

    オリコン (おりこん)

    折りたたみ可能なコンテナのこと。

    オンプレミス (おんぷれみす)

    企業が自社の物理的な場所にサーバーを設置し、そこでソフトウェアやシステムを運用する環境のことを指します。これは、クラウドサービスを利用する代わりに、自社で全てのITインフラを管理・運用するアプローチです。オンプレミス環境では、企業は自身のデータを完全にコントロール下に置けるため、セキュリティやカスタマイズ性において高い要求を持つ組織に適しています。しかし、設備投資や運用コストが高くなることが欠点として挙げられます。

    か行 

    カートン (かーとん)

    商品を梱包するための紙製の箱です。通常は段ボール素材で作られており、軽量で耐久性があります。カートンは、商品の保護、輸送中の安定性、効率的な収納などの目的で広く使用されています。サイズや形状は様々で、用途に応じてカスタマイズすることも可能です。

    海上輸送 (かいじょうゆそう)

    船舶を利用して貨物を海上で輸送する方法。大量の貨物を長距離にわたって効率的に運ぶことができるため、国際貿易において主要な輸送手段の一つ。コンテナ船、タンカー、バルクキャリアなど、運ぶ貨物の種類に応じた様々な船舶が使用されます。

    かご車 (かごしゃ)

    倉庫内で小型の商品を運搬するためのカート。かご状の構造をしており、中身が落ちにくく、整理整頓しやすいのが特徴です。通常はキャスターがついており、簡単に移動させることができます。ピッキング作業や在庫管理において使用されます。

    仮ロケ (かりろけ)

    倉庫内で一時的に商品を保管する場所を指す。正式な保管場所に移動するまでの間、商品を一時的に置く場所として使用。仮ロケは、在庫管理システムにおいて仮の保管場所として登録され、効率的な在庫移動や管理をサポートします。

    緩衝材 (かんしょうざい)

    商品を梱包する際に衝撃や振動から保護するための材料。発泡スチロール、エアクッション、バブルラップ、紙パッドなど、様々な種類があります。緩衝材は、輸送中の破損を防ぎ、商品の品質を保つために重要な役割を果たします。

    共同配送 (きょうどうはいそう)

    複数の荷主が協力して商品の配送を行う方法。これにより、配送効率の向上、コスト削減、環境負荷の軽減が期待されます。共同配送は特に、同一エリアへの配送が多い場合や、小口配送が多い場合に効果的。

    クラウドシステム (くらうどしすてむ)

    インターネットを通じてリソースやサービスを提供するコンピューティングモデル。データの保存やアプリケーションの実行をクラウド上で行うことで、物理的なハードウェアに依存せず、柔軟でスケーラブルなITインフラを構築できます。クラウドシステムは、コスト効率や運用の簡便性、リモートアクセスの利便性から多くの企業で導入されている。

    グリーンロジスティクス (ぐりーんろじすてぃくす)

    物流活動における環境負荷の低減を目指す取り組み。エネルギー効率の向上、排出ガスの削減、再利用可能な包装材の使用などが含まれます。持続可能な物流を実現するために、企業はグリーンロジスティクスを導入して環境保護とコスト削減を両立させています。

    クロスセル (くろすせる)

    顧客が購入した商品に関連する別の商品を追加で提案・販売するマーケティング手法。例えば、ノートパソコンを購入した顧客に対して、マウスやバッグを提案することが挙げられます。クロスセルは顧客単価の向上と顧客満足度の向上を目指します。

    ケース管理 (けーすかんり)

    箱や容器単位での在庫管理。食品や日用品などに適用。

    KPI (けーぴーあい)

    Key Performance Indicatorの略。組織やプロジェクトの目標達成度を測るための重要な指標。具体的な数値やデータを用いて、業績や進捗状況を評価・モニタリングします。KPIは戦略的な目標に基づいて設定され、業務の効率化、成果の可視化、改善点の特定に役立ちます。

    検針 (けんしん)

    衣類などの製品に針が残っていないかを確認する作業。安全性確保が目的。

    検品 (けんぴん)

    商品の品質や数量を確認する作業。

    航空輸送 (こうくうゆそう)

    飛行機を利用して貨物や旅客を運ぶ輸送手段。高速で長距離を移動できるため、特に国際物流や緊急輸送に適しています。

    5S (ごえす)

    職場環境の整理・整頓・清掃・清潔・躾の5原則。

    固定ロケーション (こていろけーしょん)

    倉庫や物流センターにおいて、特定の商品や資材を常に同じ場所に保管する方法。この手法により、効率的な在庫管理やピッキング作業が可能となり、作業員が迅速に必要な物品を見つけることができる。特に、定期的に使用される商品や重要な資材の保管に適している。

    コンテナ (こんてな)

    貨物の輸送に使用される大型の箱型容器。標準化されたサイズと形状を持ち、船舶、鉄道、トラックなどの異なる輸送手段間での積み替えが容易。これにより、貨物の取り扱いが簡便になり、輸送効率の向上とコスト削減が実現されます。代表的なサイズは、20フィートコンテナ(TEU)と40フィートコンテナ(FEU)です。

    コンテナ・ターミナル (こんてな・たーみなる)

    輸出入コンテナの積み下ろしや一時保管を行う施設。港湾や内陸の物流拠点に設置され、船舶からのコンテナの荷揚げや積み込み、トラックや鉄道への積み替え、保管などの作業が行われる。効率的なコンテナ取り扱いを実現するために、クレーン、フォークリフト、ストラドルキャリアなどの専用機材が使用されます。

    コンテナドレー (こんてなどれー)

    トラックの一種で、コンテナを積載して輸送するために設計された車両。主に港湾やターミナルから内陸の倉庫や工場までの短距離輸送に使用される。コンテナドレーは、シャーシと呼ばれるフレームにコンテナを固定し、トレーラーヘッドで牽引されます。

    コンテナリゼーション (こんてなりぜーしょん)

    貨物輸送において、コンテナを用いる標準化された輸送方式のことを指す。これにより、貨物の積み替えが迅速かつ効率的に行われ、輸送コストの削減、貨物の安全性向上、物流のスピードアップが実現される。

    コンベア (こんべあ)

    倉庫などで物品を一定のルートに沿って自動的に運搬するための装置。ベルトコンベア、ローラーコンベア、チェーンコンベアなど様々な種類があり、使用される物品のサイズ、重さ、形状に応じて選ばれる。効率的な物流を実現するために、生産ラインやピッキングシステムなど、多岐にわたる場面で使用される。

    梱包 (こんぽう)

    製品や物品を保護し、輸送や保管中の損傷を防ぐために行われる包装作業。また、梱包は物流の効率化や取り扱いの簡便化、さらには美観を向上させる目的でも行われます。段ボール箱、プラスチックラップ、発泡スチロール、エアクッションなど様々な材料が使用され、商品の種類や輸送方法に応じて梱包方法が選ばれる。

    さ行 

    SaaS (さーす)

    インターネットを通じてソフトウェアを提供するサービスモデル。ユーザーはソフトウェアをインストールすることなく、ウェブブラウザを介してアクセスし、利用します。これにより、初期導入コストの削減、アップデートの自動化、スケーラビリティの向上など、多くの利点があります。

    在庫一元管理 (ざいこいちげんかんり)

    複数の倉庫や店舗に分散している在庫を一つのシステムで統合的に管理する方法。これにより、リアルタイムで在庫状況を把握し、在庫の過不足を防ぎ、効率的な在庫運用が可能となります。特に、ECサイトと実店舗を併用する企業にとっては、在庫一元管理が重要な役割を果たします。

    在庫回転率 (ざいこかいてんりつ)

    一定期間内に在庫が何回転したかを示す指標。具体的には、売上原価を平均在庫で割った値として計算される。この指標は、在庫の効率的な利用状況を評価するために用いられ、高い在庫回転率は、在庫が迅速に売れていることを意味し、低い在庫回転率は、在庫が滞留している可能性を示します。

    在庫管理システム (ざいこかんりしすてむ)

    在庫の入出庫、保管、発注などの一連の在庫管理業務を効率的に行うためのソフトウェア。これにより、在庫の正確な把握、適正在庫の維持、在庫コストの削減が実現されます。多くの在庫管理システムは、バーコードスキャナと連携し、リアルタイムで在庫データを更新。

    先入れ先出し (さきいれさきだし)

    在庫管理の手法の一つで、先に入庫した商品を先に出庫する方法。この手法は、特に消費期限のある食品や医薬品の管理において重要であり、古い在庫が滞留することを防ぎます。これにより、在庫の劣化や廃棄を最小限に抑えることができます。

    サプライチェーン (さぷらいちぇーん)

    製品やサービスが原材料の調達から最終消費者に届くまでの一連の流れを指す。サプライチェーンには、サプライヤー、製造業者、流通業者、小売業者を含む。効率的なサプライチェーン管理により、コスト削減、納期短縮、在庫最適化が実現できる。

    サプライヤー (さぷらいやー)

    製品やサービスの原材料や部品を提供する企業や個人を指す。サプライヤーはサプライチェーンの重要な一部であり、品質、価格、納期などが企業の生産活動に直接影響を及ぼす。物流業界では、サプライヤーとの良好な関係を維持し、安定した供給を確保することが重要である。取引条件の明確化やコミュニケーションの強化が求められる。

    三期制 (さんきせい)

    1か月を10日単位の3つの期間に分けて、倉庫の保管料を算定する方法。1日~10日を第1期、11日~20日を第2期、21日~末日を第3期として、それぞれの期で保管料を計算する。三期制により、保管料の計算が簡便になり、費用の透明性が向上する。物流業界では、在庫管理の効率化とコスト管理の正確性を高めるために広く利用されている。

    3定管理 (さんていかんり)

    定位、定品、定量の3つの「定」を守る在庫管理手法。定位は商品の置き場所を決めること、定品は置く商品を決めること、定量は置く数量を決めることを指す。3定管理により、在庫の見える化と取り出しやすさが向上し、作業効率が大幅に改善される。物流業界では、ミスやロスを防ぎ、迅速な出荷対応を実現するために活用される。

    3PL(サードパーティー・ロジスティクス) (さんぴーえる)

    企業の物流業務を外部の専門業者に委託する形態。3PL業者は、輸送、保管、在庫管理、オーダーフルフィルメントなどの物流サービスを提供し、企業は自社のコアビジネスに集中できる。3PLの利用により、物流コストの削減やサービス品質の向上が期待できる。物流業界では、専門知識とインフラを活用した効率的な物流管理が求められる。

    CTA (しーてぃーえー)

    Call To Actionの略。ユーザーに特定の行動を促すメッセージやボタンのこと。ウェブサイトや広告において、購入、登録、問い合わせなどの具体的なアクションを促すために使用される。CTAは、明確で魅力的な表現が重要であり、ユーザーの行動を効果的に誘導する。マーケティングにおいて、コンバージョン率の向上に寄与する重要な要素である。

    CVR (しーぶいあーる)

    ウェブサイトや広告の訪問者が、望ましいアクション(購入、登録、問い合わせなど)を実行する割合を示す指標。コンバージョン率は、全訪問者数に対するコンバージョン数の割合で計算され、高いコンバージョン率は効果的なマーケティング活動を示す。ログ分析やA/Bテストを通じて、コンバージョン率の最適化が図られる。

    実地棚卸 (じっちたなおろし)

    実際に倉庫や店舗にある在庫を数え、記録する作業。定期的に実施され、帳簿上の在庫数と実際の在庫数を突き合わせることで、在庫の正確性を確認する。物流業界では、在庫の正確性を保ち、効率的な運営を支えるために欠かせないプロセスである。

    自動製函機 (じどうせいかんき)

    商品の梱包に使用する段ボール箱を自動で組み立てる機械。製函機は、フラットな段ボールシートを取り出し、箱の形に成形し、底部を封じる作業を自動で行う。自動製函機の導入により、手作業の効率化と生産性の向上が図られ、包装工程のスピードアップとコスト削減が実現する。物流業界では、大量の梱包作業に対応するために広く利用されている。

    自動封函機 (じどうふうかんき)

    段ボール箱のフラップを自動で折りたたんで封をする機械。製品を箱詰めした後、箱の上部や底部をテープや糊で封じる作業を自動化する。自動封函機の導入により、手作業の効率化と生産性の向上が図られ、包装工程のスピードアップとコスト削減が実現する。物流業界では、梱包作業の効率向上のために広く利用されている。

    JAN8 (じゃんえいと)

    8桁の日本国内商品コード。主に小型商品や限定商品などに使用される。JAN8コードは、標準的な13桁のJANコードと同様に商品識別のために使用され、バーコードとして印刷される。小売業や物流業界では、在庫管理や販売管理において商品を迅速かつ正確に識別するために利用される。

    JANコード (じゃんこーど)

    日本の標準商品コードで、13桁または8桁の数字で構成される。商品識別のためのバーコードとして広く利用されており、小売業、物流業界、製造業などで商品管理や在庫管理に使用される。JANコードは、国際的に通用するEANコードと互換性があり、グローバルな商品流通にも対応している。

    出庫 (しゅっこ)

    倉庫から商品や資材を出荷する作業。注文に応じて在庫から商品を取り出し、梱包して配送準備を行う。出庫は、在庫管理の一環として重要なプロセスであり、正確な出庫管理は顧客満足度の向上や在庫の適正化に寄与する。物流業界では、効率的な出庫作業が求められ、バーコードシステムや自動化技術が活用される。

    シルクスクリーンプリント (しるくすくりーんぷりんと)

    絹網印刷。布や紙などにインクを押し通して印刷する手法。

    シングルピッキング (しんぐるぴっきんぐ)

    注文ごとに個別に商品をピッキング(取り出し)する方法。シングルピッキングは、少量多品種の注文に適しており、正確性が求められる。ピッキング作業の効率化とミスの防止が重要で、バーコードスキャナやピッキングリストを活用する。物流センターや倉庫で一般的に使用される方法で、迅速な出荷対応が可能となる。

    スケーラビリティ (すけーらびりてぃ)

    システムやビジネスが拡大や変化に対応できる能力。

    巣箱保管 (すばこほかん)

    段ボール素材で出来ており、軽く扱いやすい。効率良く配置する事が出来る。主には衣類品の保管で使用。

    SMART原則 (すまーとげんそく)

    目標設定のための基準で、Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time-bound(期限)の5つの要素から構成される。SMART原則に基づいて目標を設定することで、実現可能で明確な目標を立てやすくなり、達成に向けた計画を効果的に策定できる。ビジネスマネジメントやプロジェクト管理で広く使用される。

    スマートロッカー (すまーとろっかー)

    インターネットやモバイルアプリを利用して管理・操作できるロッカー。宅配便の受け取りや返却、個人の荷物預かりなどに使用される。スマートロッカーは、利用者がQRコードやPINコードを使用して安全かつ便利にアクセスでき、無人で24時間対応が可能。物流業界や小売業、オフィスなどで利用され、配送効率の向上や利便性の向上に寄与する。

    た行

    棚卸し (たなおろし)

    倉庫や店舗にある在庫品の数量や状態を確認・記録する作業。棚卸しは、定期的に行われることが多く、在庫管理の正確性を保つために重要。実地棚卸し(実際に物品を確認する)や帳簿棚卸し(帳簿上での確認)などの方法がある。在庫の過不足を把握し、適正在庫を維持することで、キャッシュフローの改善や業務効率の向上が図られる。

    種まき方式ピッキング (たねまきほうしきぴっきんぐ)

    複数の注文をまとめてピッキングし、その後各注文に分ける方式。種まき方式ピッキングは、効率的なピッキング作業を実現し、移動距離を削減する。特に大量の注文を処理する場合に有効で、作業時間の短縮とピッキングミスの低減につながる。物流センターや倉庫で広く採用されている方法の一つ。

    WMS (だぶりゅーえむえす)

    倉庫管理システム。倉庫内の在庫管理、入出庫管理、ピッキング作業などを統合的に管理するシステム。WMSを導入することで、在庫の可視化、作業効率の向上、在庫精度の向上が期待できる。企業の物流業務を最適化し、コスト削減や顧客満足度の向上に寄与する。

    ダブルトランザクション (だぶるとらんざくしょん)

    ダ物流倉庫内をストックエリアとピッキングエリアの2つのゾーンに分けて運用すること。ストックエリアは大量の在庫を効率的に保管し、ピッキングエリアは注文処理を迅速に行うために設計されている。ダブルトランザクション方式により、保管効率と作業効率の向上を同時に図ることができる。これにより、在庫管理の精度が向上し、ピッキング作業の時間とコストを削減することが可能となる。

    単品リピート通販 (たんぴんりぴーとつうはん)

    特定の単品商品を繰り返し販売する通販方式。健康食品や化粧品など、消耗品や定期的に購入される商品が対象となることが多い。定期購入サービスを提供することで、顧客のリピート率を高め、安定した売上を確保することができる。マーケティング戦略として、顧客満足度の向上やロイヤルティプログラムの導入が重要となる。

    チェックアウトプロセス (ちぇっくあうとぷろせす)

    オンラインショッピングや実店舗での商品購入の最終段階。購入者が商品を選び、カートに入れ、支払い情報を入力して注文を確定する手続き全体を指す。スムーズでユーザーフレンドリーなチェックアウトプロセスは、購買完了率を高め、カート放棄率を低減するために重要。支払い方法の多様性やセキュリティ対策が求められる。

    チャーター便 (ちゃーたーびん)

    特定の顧客や荷主のニーズに応じて、定期便とは別に専用に手配される輸送便。航空機やトラックなどが利用され、出発地から目的地まで直行するため、迅速な配送が可能。緊急の荷物や大量の貨物を運ぶ際に利用されることが多い。コストは高めだが、柔軟なスケジュールと高いサービス品質が提供される。

    帳簿棚卸 (ちょうぼたなおろし)

    帳簿上で在庫数量や状態を確認・記録する作業。実際の物理的な在庫確認(実地棚卸)とは異なり、帳簿やシステムデータを基に在庫を管理する。帳簿棚卸は、定期的な実地棚卸の補完として行われ、在庫の正確性を保つために重要。棚卸差異の分析や在庫管理の改善に役立つ。

    直線型ソーター (ちょくせんがたそーたー)

    物流センターや倉庫で使用される自動仕分けシステムの一種。コンベアベルトに沿って直線的に配置され、商品を指定された位置に仕分ける装置。直線型ソーターは、効率的な仕分け作業を実現し、大量の荷物を迅速に処理できる。仕分け精度が高く、作業時間の短縮と労働力の削減に寄与する。

    通関 (つうかん)

    輸出入貨物が国境を越える際に、税関で行われる手続きを指す。通関手続きには、貨物の内容確認、関税や消費税の納付、必要書類の提出などが含まれる。正確かつ迅速な通関手続きは、国際物流のスムーズな運営に不可欠。輸出入業者は、通関業務を専門の通関業者に依頼することが一般的。

    摘み取り方式ピッキング (つみとりほうしきぴっきんぐ)

    倉庫内で注文ごとに必要な商品を個別に摘み取って集めるピッキング方法。オーダーごとに商品を集めるため、少量多品種の商品に適している。作業者が倉庫内を移動して商品を摘み取るため、効率的な動線設計が重要。顧客の多様なニーズに対応できる一方、大量注文には不向きで、ピッキング時間がかかる場合がある。

    DX (でぃーえっくす)

    デジタルトランスフォーメーション。ビジネスやサービスをデジタル化すること。

    TC (てぃーしー)

    転送センターの略。物流ネットワーク内で、貨物を一時的に集約し、仕向け地別に仕分けて再配送する施設。TCは中継地点として機能し、在庫を持たないことが一般的。効率的な配送ルートの構築や、輸送コストの削減に寄与する。TCは、物流のスピードと柔軟性を向上させる役割を果たす。

    DC (でぃーしー)

    配送センターの略。商品を集約し、保管、仕分け、配送準備を行う施設。在庫を保持し、顧客や店舗への配送を効率的に行う役割を担う。DCは、供給チェーンの中核として機能し、迅速な在庫補充や注文処理を実現する。高度な在庫管理システムや自動化設備が導入されることが多い。

    DtoC (でぃーとぅーしー)

    Direct to Consumerの略。メーカーやブランドが、仲介業者を介さずに直接消費者に商品を販売するビジネスモデル。DtoCは、消費者との直接的な関係を築くことができ、マーケティングやカスタマーエクスペリエンスの向上が図れる。オンラインストアやサブスクリプションサービスを通じて提供されることが多い。

    デバンニング (でばんにんぐ)

    コンテナから貨物を取り出す作業。輸入品が到着した際に、コンテナ内の貨物を倉庫や配送センターに移すプロセスを指す。デバンニングは、貨物の状態確認や仕分けを行い、その後の保管や配送準備に繋がる重要な作業。専門の設備や熟練した作業者が必要とされる。

    テレコ (てれこ)

    互い違いになることを指す。物流においては、特に2か所に届けるはずの荷物が逆に届けられてしまうミスを指す。例えば、Aの届け先に届けるはずの荷物がBに届き、Bの届け先に届けるはずの荷物がAに届くことを「テレコ」と呼ぶ。このようなミスは、配送の正確性を欠く原因となり、顧客の信頼を損なう可能性があるため、細心の注意が必要である。

    伝票 (でんぴょう)

    取引や業務の内容を記録するための用紙。物流では、出荷伝票、納品書、請求書などが用いられ、商品やサービスの詳細、数量、価格、取引先情報などが記載される。伝票は、取引の証拠として保管され、在庫管理や会計処理にも利用される。

    トータルピッキング (とーたるぴっきんぐ)

    複数の注文をまとめてピッキングし、その後に個別の注文に仕分ける方法。効率的な作業が可能で、大量の注文を迅速に処理するのに適している。トータルピッキングは、移動時間の短縮や作業効率の向上を目指し、ピッキング作業を最適化する。

    トレーサビリティ (とれーさびりてぃ)

    製品の生産から流通、消費に至るまでの履歴を追跡可能にすること。食品や医薬品、工業製品などで重要視され、品質管理や安全性の確保に役立つ。トレーサビリティシステムは、製品の原材料、製造工程、流通経路などのデータを記録し、問題発生時の迅速な対応を可能にする。

    ドレージ輸送 (どれーじゆそう)

    港や鉄道ターミナルと配送先(または集荷先)の間の短距離輸送を指す。コンテナや貨物をトラックで運ぶことが一般的。ドレージ輸送は、国際物流の一環として重要であり、港湾施設から倉庫や工場への迅速な移動を実現する。

    ドローン配送 (どろーんはいそう)

    無人航空機(ドローン)を使用して商品を配送する方法。技術の進展により、迅速かつ効率的な配送が可能となり、特に緊急配送やアクセスが困難な地域での利用が期待されている。ドローン配送は、物流コストの削減や配送時間の短縮を目指し、将来的には広範な導入が見込まれる。

    な行 

    内製化 (ないせいか)

    自社で製品やサービスを生産すること。外注に頼らずに行う。

    2S (にえす)

    整理・整頓の2原則。

    二次元バーコード (にじげんばーこーど)

    点の配列やマトリックスを用いて情報を表現するバーコード。QRコードなど。

    荷主 (にしゅ)

    貨物を発送する個人または企業。

    荷姿 (にすがた)

    商品が梱包されている状態や形状。

    2024年問題 (にせんにじゅうよねんもんだい)

    日本の物流業界において、2024年からトラック運転手の大幅な不足が予測される問題。

    入庫 (にゅうこ)

    倉庫などに商品や荷物を入れること。

    入数 (にゅうすう)

    一つの容器や包装に入る商品の数。

    ネテスナー (ねてすなー)

    物流における在庫や資産管理を最適化するためのシステムやアプローチ。

    熨斗 (のし)

    贈答品の包装に使われる飾り紙。お祝いや感謝の意を表す。

    は行 

    バイオデグレーダブル素材 (ばいおでぐれーだぶるそざい)

    生物分解性のある素材。環境負荷低減に貢献。

    パッキングリスト (ぱっきんぐりすと)

    出荷される商品の詳細を記載したリスト。

    発送代行 (はっそうだいこう)

    他者の商品を代わりに梱包し、配送するサービス。特にEC事業者にとって重要なアウトソーシング領域。

    バラクッション材 (ばらくっしょんざい)

    緩衝材の中でも、細かい素材を使って荷物を保護するもの。

    パレット (ぱれっと)

    荷物を積むための平台。フォークリフトなどで移動しやすい。

    パレットラック (ぱれっとらっく)

    パレットに積まれた荷物を保管するための棚。

    搬送ロボット (はんそうろぼっと)

    倉庫内で荷物を自動的に運ぶロボット。

    ハンディターミナル (はんでぃたーみなる)

    手に持てる小型のデータ入力端末。在庫管理やピッキングに使用される。

    ハンドリフト (はんどりふと)

    手動で荷物を持ち上げるための機械。主にパレットの移動に使われる。

    ハンドリングチャージ (はんどりんぐちゃーじ)

    荷役や取扱いに関する追加料金。

    バンニング (ばんにんぐ)

    コンテナやトラックに荷物を積む作業。

    B/L (びーえる)

    船荷証券。海上輸送の際の重要な書類。

    POS (ぴーおーえす)

    Point Of Saleの略。販売時点情報管理システム。

    BCP (びーしーぴー)

    ビジネス継続計画。災害などの際に業務を続けるための計画。

    ピース管理 (ぴーすかんり)

    個々のアイテム単位での在庫管理。小規模な商品に適している。

    BTS型 (びーてぃーえすがた)

    ビルド・トゥ・スーツ。顧客の要求に応じて建設される施設。

    PDCA (ぴーでぃーしーえー)

    Plan-Do-Check-Actのサイクル。業務やプロジェクトの改善・管理に用いられる。

    BtoB (びーとぅーびー)

    企業間取引。企業が他の企業に商品やサービスを提供するビジネスモデル。

    B品 (びーひん)

    二級品や若干の欠陥がある商品。正規品よりも安価に提供されることが多い。

    引き当て・引当 (ひきあて)

    在庫から注文に応じた商品を確保すること。

    ピッキング (ぴっきんぐ)

    注文に応じて倉庫から商品を集める作業。

    ピッキングロケ (ぴっきんぐろけ)

    ピッキング作業用の特定の保管場所。

    ビッグデータ (びっぐでーた)

    大量かつ複雑なデータセット。分析により物流最適化などに応用される。

    フィート (ふぃーと)

    足の長さやサイズを表す単位。1フィートは約30.48センチメートル。

    フォークリフト (ふぉーくりふと)

    荷物を持ち上げたり、移動させたりするための機械。

    付帯業務 (ふたいぎょうむ)

    物流の主要業務以外の追加的な作業やサービス。

    物流加工 (ぶつりゅうかこう)

    物流過程で行われる商品の加工、組み立て、ラベリングなどの作業。

    物流企業 (ぶつりゅうきぎょう)

    輸送、倉庫保管、配送などの物流サービスを提供する企業。

    物流拠点集約 (ぶつりゅうきょてんしゅうやく)

    物流機能を特定の場所に集中させること。効率化やコスト削減が目的。

    物流拠点分散 (ぶつりゅうきょてんぶんさん)

    物流機能を複数の場所に分散させること。リスク分散や地域密着が目的。

    物流クライシス (ぶつりゅうくらいしす)

    物流システムにおける重大な障害や問題。

    物流コスト (ぶつりゅうこすと)

    物流活動にかかる費用。輸送、保管、管理などが含まれる。

    物流コンサルティング (ぶつりゅうこんさるてぃんぐ)

    物流システムや運用の改善、効率化を目指す専門的なアドバイスを提供するサービス。

    物流倉庫 (ぶつりゅうそうこ)

    物流業務に特化した倉庫。在庫保管や物流加工、配送などを行う。

    フリーロケーション (ふりーろけーしょん)

    商品を特定の場所に固定せず、空いている場所に自由に保管する倉庫管理方法。

    不良在庫 (ふりょうざいこ)

    売れ残りや古い商品など、ビジネスにとって望ましくない在庫。

    フルフィルメント (ふるふぃるめんと)

    注文受付から商品のピッキング、梱包、配送までの一連の流れ。

    ブロックチェーン (ぶろっくちぇーん)

    取引記録などのデータをブロックという単位で連鎖させて保存する技術です。各ブロックには、前のブロックのハッシュ値が含まれており、データの改ざんが非常に困難な構造になっています。この技術は、仮想通貨のような金融取引だけでなく、サプライチェーン管理、契約の自動実行など多岐にわたる分野で応用されています。

    返品処理 (へんぴんしょり)

    顧客が購入した商品を何らかの理由で売り手に返送し、その後、返金や交換などの対応を行う一連のプロセスです。返品処理の効率化は、顧客満足度の向上や物流コストの削減に直結するため、多くの企業で重視されています。

    ボール管理 (ぼーるかんり)

    球状の物体や包装単位での在庫管理。特にスポーツ用品などに適用。

    保管ロケ (ほかんろけ)

    倉庫内で商品や資材が保管されている特定の場所や区画を指します。効率的な保管ロケーション管理は、ピッキングの時間短縮、在庫管理の正確性向上、倉庫内の空間利用の最適化に寄与します。

    ま行 

    マテハン (まてはん)

    物流や製造現場での物質(材料、製品など)の移動、保管、保護、制御のことを指します。具体的には、製品の受け入れ、保管、ピッキング、梱包、出荷などのプロセスを含みます。マテハンの目的は、効率的かつ安全に物質を正確な場所へ、正確な時間に、最適なコストで移動させることにあります。マテハンの改善は、物流コストの削減や作業効率の向上に直結します。

    マルチテナント型 (まるちてなんとがた)

    複数のテナントが共用する倉庫や施設のこと。

    メザニンラック (めざにんらっく)

    倉庫や物流センターなどで使用される、二階建てやそれ以上の高さを持つ棚のことを指します。このタイプのラックは、床面積を有効に活用し、保管スペースを増やすために設計されています。メザニンラックは、上層へのアクセス手段(階段やエレベーターなど)を備え、重量物の保管やピッキング作業の効率化に貢献します。設置することで、限られたスペース内での物流の効率化や拡張が可能になります。

    ら行 

    ラストワンマイル (らすとわんまいる)

    商品やサービスが最終的に顧客に届けられるまでの最後の配送段階を指します。通常、物流や通信業界で使用される用語で、全配送プロセスの中で最も時間とコストがかかる部分とされています。特に、都市部や人口密集地域での配送において、効率的なラストワンマイルの解決策を見つけることが重要です。

    リードタイム (りーどたいむ)

    製品やサービスが注文されてから顧客に届けられるまでの時間を指します。製造業では、原材料の発注から製品が完成し、顧客に到着するまでの期間を示すことが多いです。短いリードタイムは顧客満足度を高め、競争優位性を確保するために重要です。

    リスティング広告 (りすてぃんぐこうこく)

    検索エンジンの検索結果に表示される有料広告。特定のキーワードに対応。

    ロケーション (ろけーしょん)

    物流における特定の場所や保管場所のこと。

    ロケーションナンバー (ろけーしょんなんばー)

    倉庫内の特定の場所を識別するための番号。物流や在庫管理において、商品や資材を正確に管理するために使用されます。ロケーションナンバーにより、商品の正確な保管場所を迅速に特定でき、効率的なピッキングや配置が可能になります。

    ロジスティクス (ろじすてぃくす)

    物流管理のこと。商品や情報、サービスが生産地点から消費地点まで効率的に、かつ適切なコストで移動される過程を管理する活動のことです。具体的には、在庫管理、輸送、倉庫管理、配送、情報管理などが含まれます。ロジスティクスの最適化は、企業のコスト削減や顧客満足度の向上に寄与します。

    ロット (ろっと)

    製造や物流で扱う一定量の商品単位。

    ロボティクス (ろぼてぃくす)

    ロボットの設計、製造、運用に関する技術分野です。工業用ロボットだけでなく、サービスロボットや医療ロボットなど、様々な分野での応用が進んでいます。近年では、AI(人工知能)技術との融合により、自律的に動作するロボットの開発も進められています。物流分野では自動化や効率化に用いられる。

    わ行 

    ワンストップ物流サービス (わんすとっぷぶつりゅうさーびす)

    商品の製造から消費者への配送まで、物流に関わる一連のプロセスを一手に引き受けるサービスです。輸送、保管、梱包、配送など、複数の物流機能を統合的に提供することで、顧客は複数の物流業者との契約や調整の手間を省くことができます。これにより、物流の効率化とコスト削減を図ることが可能になります。

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