取引先からの返品入荷をWMSで管理する方法
メーカーや卸の場合、取引先は小売店になると思いますが、出荷した商品の中で一定数返品を受け付けないといけないこともあるのではないでしょうか。その際に困るのが返品された商品の扱いです。本日は返品処理でお困りのメーカー・卸業の会社様向けにWMSを活用した返品商品の管理について解説したいと思います。
目次
得意先返品とは
得意先返品とは出荷した商品が得意先の都合により返品されることを言います。アパレルの場合、商品ごとにシーズン(季節)設定がありますので、販売可能期間を終了した商品は通常小売店側で処分しますが、委託販売など取引内容によってはメーカーに在庫を返品する場合もあります。また、商品がB品の場合もメーカーに返品することになります。
その他業界でも中には消費期限などが理由でメーカーに返品することがあります。このようにメーカーからの立場で考えた場合、様々な理由で商品が得意先から返品される可能性があります。
返品処理では返品された商品がどのような理由で返品された商品なのかを見極め、その商品ごとに管理する必要があります。それらを効率的に処理していくためには、事前に返品理由を仕分けるための管理ルールを定める必要があります。このルールがしっかりとできていないと、返品処理に大幅な時間を費やすことになります。
得意先返品を管理するためのWMS機能
返品と言えど商品であることには間違いありません。そのため厳格に管理する必要があります。本来、返品はあらかじめ用意された返品予定データをもとに検品作業を行い、返品実績データを作ります。このときにWMSのステータス機能を使用します。(ステータス管理については前回のWMSのステータス管理機能をうまく活用しようの記事をご参考ください。)
返品された商品は一度、保留品ステータスに区分します。その後、良品か不良品かを仕分けてそれぞれを管理するステータスに移動させます。
先に良品か不良品かを仕分けてから管理する方法もありますが、その検品作業が終了するまで管理できないリスクがあります。場合によっては商品を紛失する可能性も否定できません。そのため、得意先返品はまずは検数を行い、保留品ステータスで管理することが望まれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?返品処理を効率的に管理するためにはWMS(倉庫管理システム)の導入が必要不可欠です。もし万が一、返品処理にお困りの場合は、今後の在庫管理の品質向上を高めるためにもWMSの導入をご検討ください。
トミーズコーポレーションでは物流の発送代行サービスをご提供しておりますが、自社物流にこだわりのある企業様にはWMSの販売や導入支援を含めた物流コンサルティングサービスもご提供しております。何なりとお申し付けください。
WMSをお探しならクラウドWMS「BEELOGI(ビーロジ)」