マテハンの種類と活用法
皆様は「マテハン」という言葉を聞いたことはありますか?
本日はマテハンの説明や紹介とともに、活用法についてご紹介させて頂きます。
目次
マテハンとは?
マテハンとは「マテリアルハンドリング機器」の略称です。物流倉庫の作業では保管や運搬、輸送や仕分けなど色々な作業がありますが、それら作業を効率化するための作業機器の総称です。
マテハンの種類
今回はマテハンの中でも代表的なものをピックアップしてご紹介させて頂きます。
パレット
パレットとは商品の保管や運搬に使われるものです。また、運搬に使用する他に物流倉庫内での保管用でも使用されます。一般的なパレットであれば、フォークリフトやハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げることができるため、造りのしっかりしたパレットであれば、荷物を積んだ状態で2段、3段と重ねたり、パレットラックなどの保管設備に格納したりすることができます。用途によっては、平パレットや、ボックスパレット、シートパレットなど色々な種類のものを使い分けます。また、樹脂製や紙製、木製など素材も色々なものが存在します。
カゴ車
カゴ車はパレットと同様に、運搬・保管用器具として使用されます。カゴ車はそのままトラックに積み込み、出荷先に納品することができるため、積み替え作業や検品作業の手間を省くことができます。また、最近ではカゴ車にRFIDを取り付けることで、個体管理や入出庫データを自動作成するといった効率化が進んでいます。
自動認識による検品機
作業の効率化や品質向上を目的とし、バーコードや二次元コード、RFIDなどの自動認識による検品機が活用されています。商品に紐付いた情報である商品コードや日付、ロットなどの情報をスキャンすることにより、100%に近い精度の作業を行うことができます。
仕分け機器
出荷の仕分け時に使用する機器類です。ピースソーターやケースソーターの他にもDAS(デジタルアソートシステム)やDASが進化したGAS(ゲートアソートシステム)などがあります。DASはデジタル表示器の点灯により、ひと目で仕分け先が分かり、素早い作業が可能となります。GASはDASが持つ誤出荷の弱みを解決するための機能も備わっており、最近では活用事例も増えております。
最適なマテハン選定について
出荷作業の効率化を検討する上で、どのマテハン機器を導入するかが重要になってきます。デジタル表示器がよいのか、ハンディーターミナルがよいのか、音声システムがよいのかなど状況に応じて適材適所に選定する必要があります。
物流実績20年のトミーズコーポレーションでは自社物流倉庫の運営でお困りの方に物流コンサルティングサービスを提供しております。物流コンサルティングサービスの中にはこのようなマテハン機器の導入支援も含まれるため、マテハン機器を導入される際には是非とも一度お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
マテハン機器の導入ならトミーズコーポレーションの物流コンサルティングサービス