PDラベル・SCMラベルの紐付け「あり」「なし」
ここ5年くらいの中で、「紐付ける」「紐付けられた○○」といった言葉をよく耳にするようになりました。皆様はいかがでしょうか?日常会話で耳にしたり、インターネットページで目にしたことはありませんか?
意味合いとしては「関連付ける」と近い様で、「IDに紐づけられたメールアドレス」などの使い方が分かりやすい例かもしれません。一般的にはそのようにIDやパスワード等、データベース上の情報の関連付けで使用されることが多いようです。
例えばインターネットで商品を購入する場合、事前にアカウント(IDやパスワード、メールアドレス)を入力して、会員登録をすると思います。中には住所や決済方法も登録する場合もあると思います。購入後はそのアカウントを用いて、商品の閲覧履歴や購入履歴、ポイント履歴等も調べることができます。つまりは【アカウントに顧客情報が紐付けられている状態】と言えます。
物流業界ではこの「紐付ける」という言葉は、より専門的に使用される場合があります。
量販店出荷の場合は、外装ラベルとして「PDラベル(紐付きなし)」と「SCMラベル(紐付きあり)」の2種類を使用します。
目次
PDラベルについて
PDラベル(紐付きなし)
財団法人流通システム開発センターが定めた物流ラベルの標準仕様です。主に物流センターから店舗へ送る荷物を仕分ける際の「識別用ラベル」として広く用いられています。記載されるバーコードには一般にはITFコードが用いられ、識別できる情報は多くありません。サイズはA・B・Cの3種類があります。納品データの送信を前提としていないことから、納品伝票の添付が必要な、オフライン型のラベルです。つまり、データと紐付きがないことから「紐付きなし」と言われています。
SCMラベル(紐付きあり)
PDラベルの発展型として企業間・企業内物流における検品作業の簡素化・効率化を目的として開発されたラベル名称です。SCMとは、システムとラベルを用い、紙の納品伝票のやりとりや照合作業、箱を開けての検品作業などを省略し、物流業務の大幅な効率を目指す仕組みです。SCMラベルは流通BMSを利用している量販店様でも使用されています。ASN(Advanced Shipping Notice:事前出荷明細情報)等、データのやりとりをおこなう事を前提としており、データとラベルの情報とが紐付いている事から、「紐付けあり」と言われています。
まとめ
トミーズコーポレーションの量販店向け出荷代行サービスでは上記のいづれの場合でも対応可能です。
もし、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
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