物流改善における活動スケジュールの作り方
目次
活動スケジュールを作る前に
活動スケジュールを作る前に必要なのが改善ストーリーの設計です。改善ストーリーの内容は目的に合わせて多種多様ですが、弊社が基本とするのは次のような流れです。
「現状調査分析」→「問題提起」→「企画・設計」→「報告書作成」→「目標KPI設定」→「改善プラン構築」→「改善実行」→「改善評価」
このストーリーに順じてPDCAサイクルを回せば、結果的に改善のサイクルが生まれることになります。上記改善ストーリーの中に「報告書作成」とありますが、なにも必ずしも最初から立派な資料を作る必要はありません。そこに気を取られすぎると最も重要視すべき「改善実行」に辿り着くことができない場合があります。そのため、まずは実行することを意識して取り組むことが大切です。
活動スケジュールの作成手順
活動スケジュールを作る最初の手順は期間を決めることです。短いものなら3ヶ月、長いものなら1年を目安に考えましょう。期間が決まれば次は活動目標を決めます。そして、最後に目標を達成するための活動スケジュールを作るといった流れになります。活動スケジュールを作る時の注意点ですが、先ほど説明した改善ストーリーに沿って作ることが大切です。改善ストーリーに沿った活動スケジュールであれば、しっかりと改善のサイクルを回すことができます。
スケジュール作成に役たつガントチャートとは
活動スケジュールをプロジェクトメンバーと共有するためには目で見て分かるものが必要です。その時によく利用されるのが「ガントチャート」と呼ばれるものです。ガントチャートとは、プロジェクトにおける作業計画やスケジュール管理を目的に用いられる表のことで、プロジェクトマネージメントの教科書に必ずと言ってよいほど出てくるものです。プロジェクトの遅れの原因や重要なタスクなどを視覚的に把握できるため、色々な場面でよく使われています。
最後に
物流改善はいつも活動スケジュール通りに行くとは限りません。むしろ最初のうちは、上手くいかない方が多いと言えるでしょう。ただしかし、予め活動スケジュールを立てることで、改善活動の進捗を見ながら改善活動が遅れているのかどうか判断することができますし、改善活動そのものがいつのまにか忘れられてしまうといったことも防ぐことができるため、作っておいて損はありません。
トミーズコーポレーションではお客様の物流改善をサポートするためのコンサルティングサービスを用意しております。
しっかりと活動スケジュールを作成して、お客様と一緒に物流改善を実行してまいります。
もし、物流改善をどのように進めればよいのかお悩みの場合はお気軽にお問い合わせくださいませ。
物流改善における活動スケジュールの作成ならトミーズのコンサルティングサービス