物流アウトソーシングのメリットとデメリット
時代によって、流行によって、季節によって目まぐるしく移り変わるアパレル業界。変化の激しいアパレル業界で生き残るためには、その変化に瞬時に対応する必要があります。
誰もが認める大企業であれば業務フローも確立されているのかもしれませんが、全ての企業がそうであるとは限りません。企業規模や技術、人員などによってどうしても業務フローが制限されてしまうのです。特に人員が少ない場合であれば、商品企画から生産、管理、配送、販売、販売促進に至るまで全てを完璧にこなすことは困難でもあります。しかし変化の激しいアパレル業界で成功するためには、それらをスピーディーかつ完璧にこなす必要があります。
そこでおすすめとなるのが、「物流アウトソーシング」です。アウトソーシングとは、専門業者に業務を外注することを指します。近年、さまざまな業種でアウトソーシングが導入されています。アパレル業界も同様、物流アウトソーシングを導入する企業は多くあるのです。
では、そもそも物流アウトソーシングにはどのようなメリットがあげられるのでしょうか?また、デメリットはないのでしょうか?
ここでは、物流アウトソーシングのメリットやデメリット、そして業者の選び方についてご紹介します。
目次
主なメリットとは?
物流アウトソーシングには、さまざまなメリットがあげられます。主なメリットとして、以下のものがあります。
コスト削減
通常、商品を生産してから納品するまでには、商品を倉庫で保管→加工(検品やタグ付けなど)→配送するプロセスが必要となります。そのためには商品を保管する倉庫を借りる必要があり、また自社で業務をまかなえない場合には商品の加工や配送もそれぞれの業者に業務を委託する必要があります。そうなると当然のことながら、倉庫やそれぞれの業者に支払われるべき「横持ちのコスト」が発生します。
この横持ちのコストを一つにまとめ、さらにはコスト削減が実現できる方法として「物流アウトソーシング」があげられるのです。物流アウトソーシングを利用すれば、物流コストはもちろんのこと人件費や固定費なども削減することができ、全体的なコスト削減に繋がります。
物流コストの明確化
自社で物流プロセスが確立されている場合、物流コストには倉庫や車両、人件費などの固定費とともに梱包材料などの変動費が発生します。こうした固定費や変動費が混在すると、物流コストは非常に分かりにくくなってしまいます。企業やお店を運営する上で、コストが不透明なのは致命的ですよね?
この点、物流アウトソーシングを導入することで、全てが変動費となるため物流コストを明確化できるのです。
業務の効率化
物流アウトソーシングを導入すると、物流業務にかかる手間や時間を大幅に削減することができます。その分コア業務に集中することができ、業務の効率化を図ることができます。また、物流業務に従事する人材も減らすことができ、その分人材の有効活用も可能となります。コア業務に人材をあてるもよし、その他の業務にあてるもよし、人件費を削減するもよし、さまざまな活用法があげられます。
商品&サービスの向上
物流アウトソーシングを導入すると専門的な技術でサービス強化を図ることができ、またそれと同時にコア業務に集中することができるため、商品やサービスの質を向上させることができます。
また、物流に関する専門的な知識や技術を常に利用できるため、ノウハウを吸収することもできます。ノウハウが吸収できれば、経営強化を図ることも可能です。
主なデメリットとは?
たくさんのメリットがあげられる物流アウトソーシングではあるものの、注意点もいくつかあげられます。
物流アウトソーシングを導入することは、いわば他企業が業務に介入してくるということ。情報管理を徹底しなくては、企業秘密や企業ノウハウが流出してしまう可能性もあります。
また、物流アウトソーシングを導入する前に自社で業務フローを整理しておかなくては、業務内容が複雑化してしまう可能性もあります。委託する前にはしっかりと情報管理を徹底し、業務フローを整理しておくようにしましょう。
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次回の記事では、当社独自の魅力をご紹介します。
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