EC発送代行会社の概算見積もりに必要な情報3項目とは
EC市場が拡大傾向にある背景からECの発送業務に課題を感じていらっしゃる経営者の方は多いはずです。そのような方々の中には少なからず発送代行会社に委託することを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本日はECの発送代行会社に概算見積もりをとるために必要な情報についてお話させていただきます。
目次
ECの発送代行会社の見積もりに必要な情報とは?
弊社がお客様からEC発送代行の概算見積もりを依頼された場合は、まずは下記の項目に関してヒアリングさせて頂いております。
取り扱い商材
取り扱い商材が変われば商品の保管方法はもちろん、梱包の仕方や選択する運送会社など、ありとあらゆる部分に影響を与えます。例えば家具とアパレルの場合で考えてみましょう。
家具の場合は比較的大きな商品が多く、ダンボールケースに入った状態で入庫され、そのままの状態で出荷される場合が多いため、保管方法としてはケース保管が主流となります。また、基本的には1商品1梱包のため、同梱作業がない場合が多いです。運送会社も大きいサイズの配送が得意な業者が望まれます。
変わってアパレルの場合は、1着ずつOPP袋と呼ばれる透明の袋に入っていることが多く、基本的に1つのダンボールに複数の商品が入った状態で入庫されます。しかし、注文自体は一枚単位で注文されることが多いので、倉庫での保管はピース保管となります。スーツやドレスなど商品によってはプレス(アイロン掛け)を施したのち、シワにならないようにハンガーラックで保管し、出荷の際には運送会社のハンガー便を使用するケースも珍しくはありません。
品番数・SKU数・在庫数
品番数やSKU数は商品の種類の数がわかる情報となり、在庫数は商品の量がわかる情報となります。「在庫数だけで良いのでは?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、倉庫でのピッキング作業を効率的に行うためには品番ないしはSKU単位での保管が必須となるため、棚や巣箱といった比較的少量枚数ずつ管理できる設備が必要です。そのため、品番数やSKU数は在庫数と同じく必要な情報となります。
例えば化粧品やサプリのように数十品番ぐらいで成り立つ商品ジャンルであれば、いくら在庫数が多くてもピッキングエリアの広さはそこまで必要になりません。ただ、アパレルや雑貨のように品番やSKU数が多い商品ジャンルでは、効率的なピッキングを実現するためにも、ピッキングエリアをある程度広く設ける必要があるため、広いスペースが必要になります。また、ただ単に広いスペースに保管するだけではなく、できるだけピッキングスタッフの歩行距離を少なくするためにも、商品ABC分析を行い、出荷頻度が多いものから手間に保管するなど、色々な工夫が必要になります。
月間出荷件数
月間の出荷件数は倉庫作業の中でも特にピッキング作業と梱包作業に影響します。出荷件数が多ければピッキング数が増える傾向にあります。また、梱包作業に至っては必ずと言ってよいほど出荷件数に比例して増加します。出荷件数が多ければ多いほど倉庫スタッフの数が必要になるため、見積もりに大きく影響するポイントでもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?すぐに概算見積もりが欲しいという方は予め上記についてご準備頂いてからお問い合わせ頂くとスムーズです。もし、概算ではなく詳細な見積もりが欲しいとお考えの方は、詳細見積もりに必要な情報について次回のブログ記事(EC発送代行会社の詳細見積もりに必要な情報10項目とは)でご紹介させていただきますので、そちらをご確認くださいませ。
ECの発送代行会社に概算見積もりを依頼するならトミーズコーポレーション