ECの成長を支える礎は「在庫の一元管理」にあり
EC市場の拡大は留まることを知らず、経済産業省の発表でも以下の通りです。
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平成27年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、13.8兆円(前年比7.6%増)まで拡大しています。また、平成27年の日本国内のBtoBEC(企業間電子W商取引)市場規模は、狭義※1BtoB-ECは203兆円(前年比3.5%増)に、広義※1BtoB-ECは288兆円(前年比3.0%増)に拡大しています。
(引用:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円に成長~)
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目次
EC成功企業の策略
特にECの伸び率が高い企業は「スマートフォンの閲覧対応」、「在庫数の適正化と一元管理」に力を入れているという声が多い。スマートフォンの台頭により、消費者の閲覧環境が変わったため、スマホ対応に追われるのは当然の事だが、「在庫数の適正化と一元管理」に力を入れたのは何故だろうか、、、
それは至ってシンプルで数年前から【スマホ対応】と言われてきたEC市場が次のステップに差し掛かったということだ。【スマホ対応】が業界のトレンドだった数年前では、まずはそこから取り残されないように対策をとっていくことが緊急課題だった。ただ、ここ数年でそれも落ち着いたことから、売上を上げるための抜本的な改革に乗り出したのだ。それが「在庫数の適正化と一元管理」である。
在庫の適正化と一元管理からみる恩恵の事例は次の通り。
店頭在庫とECサイトの在庫を一元管理
・今までは複数のECサイト同士の在庫を一元管理するのが普通だったが、そこに店頭在庫も連動させた。ECサイトは縦積み在庫と言われるように1品番でどれだけ数を販売できるかが大事で、在庫一元管理の結果として売れ筋を切らすといった機会損失を生むことがなくなった。
・ECサイトに店頭在庫確認機能を付けれるようになり、消費者がECサイトから店頭在庫を取り寄せることが可能になった。また、近年ではEC市場の拡大により、店頭スタッフの業務負担が増えている。それは店舗スタッフによるコーディネート提案が業界として標準化しており、接客の合間を縫ってはECサイトはもちろん、SNSやブログ、自社アプリを更新しなくてはいけない。消費者に在庫数を開示することにより、そのような店舗スタップの負担も間接的に軽減することが出来た。
卸在庫と小売在庫を一元管理
・メーカーや卸が小売事業を開始するのは近年では珍しいことではない。その中で課題となるのが、卸と小売との在庫をどのように管理するかどうか。販売形態や出荷形態が全く違う在庫管理を一元化することで、在庫の見える化が進み、機会損失が極端に減った。
いかがでしょうか?ECサイトの売上を伸ばそうとすると商品開発やECシステムの改善に目がいきがちですが、「売れるものをとことん売る」というのは非常に重要なことです。広告配信やメディアプロモーション等で自社の製品を露出させても、売り切れてしまえば売上を上げることはできません。売れ筋商品をリスクなく、継続して販売していくには在庫の供給のためにも、在庫の見える化が基本となります。
トミーズコーポレーションではメーカー様の卸出荷、ECサイトによる小売出荷の在庫一元管理に実績がございます。ストロベリージャムやネクストエンジン等、アパレルECに強いシステムと自社物流システムを連動させ、スムーズな物流をご提案いたします。
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