発送業務担当のスタッフマネージメントはできていますか?
ネットショップの発送業務を自社で行なっている企業はまだまだ少なくはありません。むしろスタートアップの企業であれば自社発送から始めるのが一般的です。
商品を販売する事業会社の場合は商品や生産のマネージメントには注力していると思いますが、発送業務のスタッフマネージメントまでには目が届いていないことが多く、疎かになりがちな部分でもあります。スタッフマネージメントは人件費としてコストに影響を与える重要な要素になります。
本日は発送業務担当のスタッフマネージメントを行う上での重要なポイントを紹介したいと思います。
目次
発送業務のスタッフマネージメントとは?
発送業務のスタッフマネージメントで重要なポイントが各個人を数値で客観的に評価するということです。その基礎となるのが作業実績データと呼ばれるもので、主にはWMSと呼ばれる倉庫管理システムから数値を取得して分析を行います。
作業実績管理
作業実績データをもとに個人を評価する際に大切なことは、「いつ」「誰が」「どんな作業を」「どれだけ」行なったかを見える化することにあります。それらを見える化し、適切に管理することで、個人別に正しい評価ができるのはもちろん、誤出荷が発生した際には発生原因を追求できます。また、人員配置を最適化するのにも役立ちます。
作業実績管理を行う上で3つの視点から管理を行うとうまくいく場合が多いです。
コスト管理
発送業務のスタッフは企画業務のスタッフと違い、発送件数が多くなるとそれに比例して人の数を要します。その為、ムダがあればその分比例してコストとして重くのしかかってきます。そうならないためにはスタッフ数・作業時間・作業量から人件費のコスト推移を管理し、改善するための資料として使用します。
品質管理
発送業務における物流品質で1番重要なのが正確性です。誤出荷があってはお客様との間でクレームに発展してしまいます。もし万が一、誤出荷が出てしまった場合は、担当者や発生場所、作業手順等を検証します。ただこの際には注意が必要です。というのもこの検証は決して「犯人探しが目的ではない」からです。誤出荷が起きてしまった根本的な原因を取り除くことが重要で、検証の結果を受けて作業手順や運用ルールの見直しなどを行います。
作業計画性管理
ネットショップの発送業務で気をつけなければいけないことは、時間です。配送業者の集荷時間までにピッキングから梱包作業までの一貫した作業を終わらせなくてはなりません。近年ではヤマトショックの影響もあり、集荷時間も年々早まっています。そのため、作業進捗がスムーズかリアルタイムで管理していく必要があります。もし万が一、遅れている作業があれば、スタッフの増員を行い、遅れを取り戻さなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?いわゆる「人」の管理について解説いたしましたが、同じような意味合いの言葉としてレイバーマネージメント、レイバーコントロールというものがあります。飲食業界はもちろん、物流業界でも使用されますが、目的は同じで人的資源の効率運用になります。
もし万が一、自社の発送業務で課題を抱えている場合は一度弊社トミーズコーポレーションにご相談ください。ネットショップの発送代行を請け負うことができます。「アウトソーシングは何か不安…」「どうしても自社で完結したい」という方には弊社のクラウドWMS「BEEOLOGI(ビーロジ)」とともに物流コンサルティングサービスをご提案いたします。
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