不採算店舗を閉めてECサイトを強化!
まだまだアパレルが厳しい時代。景気も少し停滞気味で、アパレル業界の人間としては、どうしても近日報道されたユニクロの売上げ減少のニュースにも敏感になってしまいます。
目次
注目されるEC業界
さて、アパレル店舗(リアルショップ)を全国的に展開されている小売業の会社様の中にも、残念ながら「不採算店舗を抱えている会社様」も少なくないかもしれません。ただ、だからといってECサイトに注力している会社様はまだまだ少ないのが現状であります。
EC担当のスタッフの方に、予算をつぎ込めない理由の1つとしてよく聞くのが「会社の上司、代表等のECサイトへの理解を得るのが難しく、予算をつぎ込めない」といった声。
ただ、周りを見渡すとECサイトが好調の会社は業績が良い会社が多い。やはりそこを目指すしかありません。
EC業務のアウトソーシング実例
最近ではECサイトの売上げを拡大するために、前向きにEC業務をアウトソーシングされている会社様が増えておりますので、その実例をご紹介致します。
(例)全国100店舗以上展開されているアパレル小売店様
1)不採算店舗をクローズ。予算をECサイトに投下。
↓
2)自社のEC業務を洗い出し、アウトソーシングを検討。
↓
3)これまで自社で行っていた商品撮影や発送業務等、ルーチンワークのものをアウトソーシング
↓
4)今までかかっていた時間を販売促進時間に充て、モールに新規出店など販路を拡大。
この結果として売上げが上がっているそうです。
ECサイトの売上が上がった理由
売上げアップの原因としてはやはり、EC担当スタッフの方が販売促進のための時間を取れるようになったとの事で、具体的には下記のようになります。
・メルマガやSNS等の既存顧客に対する企画・セールの頻度を増やした。
・モデルとのコラボ企画商品を打ち出した。
・週末セールや4時間限定セールなど、企画・セールの内容がより限定的になった。
・楽天、Yahoo等の他社モールへの出店に踏み切り、販売チャンネルが増え売上げが上がった。
・ECサイト限定の商品を打ち出し、リアルショップ購買層にもECサイトを認知させた。
・リアルとネットとのポイント連動サービスにより、リピート率・客単価が上がった。
・ECサイト購入分で店頭受け取りサービスを開始した。(試着してサイズが合わなければサイズ交換可能)
以上となります。
まとめ
今までは撮影や発送などに費やしていた時間を「売る事」に専念させるだけでこれだけ変わるんですね。
特にECサイト限定の商品は面白いですね。限定となればECサイトで購入するしかないので、ECサイトとリアルショップの差別化ができます。
私も驚くのですが、このスマホが普及した時代の若い子でも、インターネットで服を買った事がないという人は意外にも結構いるのです。そのような人でもECサイト限定の商品となれば、ネットを利用して購入するきっかけにもなるかもしれません。
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