営業部隊が新たな得意先を開拓してきましたが、デリバリーセンターの対応キャパがなく、
今は何とか対応できているという状態で、ミスも出始めていました。
量販店に向けてのデリバリーを主体にトミーズコーポレーションに発送代行をお願いしたところ、量販店ごとにそれぞれ異なるローカルルールにも柔軟に対応して発送を行っていただき、営業も順調に新しい得意先を開拓して行くことができました。
量販店ごとに異なるデータ処理やデータの紐づけ対応などもすべてお任せできるので、新規得意先のシステム対応も安心してお任せできます。

トミーズコーポレーションでは、出荷実績データを基に商品の配置を調整しています。
ピッキング在庫とケース在庫は、商品ごとにA・B・Cのランクで管理されており、商品が入荷してきた時点で、すべてのケースに商品ランク、ピッキングエリアでのロケーション、ケースエリアでのロケーションが表示され、最適に配置されています。また、出荷データ分析の結果を共有していただいているので、それをモノづくりにも生かし、最適な生産コントロールを実現することができました。
それまでは、仕入れ担当者が感覚値で調整していたものが、倉庫にて実際の出荷量を基に、在庫数や商品ランク付けをしてくれるようになったので、どの商品がよく売れているか、補充（増産しないといけない）などが、感覚値ではなく数値化されているので、作り過ぎることがなくなり、在庫も最適化されました。

トミーズコーポレーションに物流拠点をお願いし、大阪でデリバリーセンター（量販店発送代行）とストック倉庫を運用してもらいました。自社拠点の和歌山のセンターは近くに2級河川があり、大雨などの際に万が一川が氾濫を起こした場合、センターが機能しなくなる可能性がありました。しかし、トミーズコーポレーションと分散できたことで、万が一自社拠点の倉庫が災害の影響を受けたとしても、大阪から商品を発送できる体制が構築でき、リスク回避できる物流体制を構築することができました。