しまむらに向けての出荷業務では、取り扱い数量が多く、1社の発送代行業者だけでは対応しきれず、
複数の代行業者に依頼していました。そのため、初回納品後の在庫（フォロー在庫）を再度横持ち輸送を行い、1社（メインの発送代行業者）にまとめる輸送や、間に合わない場合には2ヶ所からフォロー出荷を行う必要がありました。
インターサーブのFRIMOを用いて複数の拠点で出荷を行う体制を組んでいたものの、オペレーションが複雑且つ無駄な輸送費が発生してしまっているような状態でした。
複数の拠点に分かれていた発送業務をトミーズコーポレーション1社に集約してからは、フォローもすべて1か所で出荷できるようになりました。また、オペレーション業務も1本化され、業務がスムーズに進められるようになりました。

生産スケジュールに遅れが生じた場合、海外でX線検査を行えず国内に入ってからX線検査を行うことがあります。
その際、X線検査の数量が多く、X線を複数の加工所に分けて依頼し、その後発送代行業者に再度集めて出荷しなければならないようなことも発生していました。
しかし、トミーズコーポレーションでは2台のX線検査装置を導入しており、発送代行業務を行う現場にX線検査装置が隣接しているため、スピーディに対応でき、X線検査から発送代行業務までを一貫して依頼することができます。おかげで納品までのリードタイムを最大2日も短縮することができました。

Dパックやボストンバッグなどカバン類は、商品にもよりますが、店頭ですぐにディスプレイできるように、カバン内部に膨らみを持たせる紙材を入れ膨らませて商品を発送しなければなりません。
そのため、多い時では、しまむらへの納品6センターに向けて10t車を12台チャーター手配しなければなりませんでした。これだけの台数となると、通常期でも車を手配するのに苦労しますが、繁忙期や大型連休前などは、車両手配ができないこともありました。
トミーズコーポレーションでは、複数の運送会社と提携し、独自のネットワークで最繁忙期であっても、車両を手配してくれました。そのため、納品が遅れることはなくなり、安心して業務に取り組むことができています。