ドラッグストア物流について
ドラッグストアと言えば、目薬や風邪薬などの医薬品、「おくすり」を置いているイメージが強い人も多くいるでしょう。
しかし、最近のドラッグストアでは医薬品の販売だけではなく、お菓子やラーメン、調味料にドリンクなどの飲料類、食品類を置いているところがほとんどです。
そして中には、シャンプーやメイク道具、ベビー用品を置いているドラッグストアも数多く存在します。
このように、ドラッグストアが抱える「商品数」は、どんどん増えていっているのが現状です。
商品数や商品の種類が増えれば増えるほど、ドラッグストアの物流事情は圧迫されていくのです。
ドラッグストア物流の混雑問題
現在、純粋に医薬品だけを提供しているドラッグストアなんてほとんど存在しないでしょう。ドラッグストアと言えば、比較リーズナブルな価格でさまざまな商品を購入することができる、今はそういう時代に変わってきています。
そんなさまざまなものが置いてあるドラッグストアですから、物流状況は複雑に混雑し合っているのです。
自社の倉庫で抱えきれなくなるほど商品を抱えている、というドラッグストアも少なくないのではないでしょうか。
ドラッグストアはさまざまな企業から商品を仕入れている
ドラッグストアに置いてある商品は、あらゆるメーカーからドラッグストア自身が仕入れている商品達です。
食品でしたら食品メーカーから、化粧品でしたら化粧品メーカーから、そして医薬品なら医薬品メーカーから独自に仕入れている訳ですが、そのように大量に仕入れた商品は、ほとんどのドラッグストアが自分たちの「自社倉庫」に保管し管理しています。
倉庫スタッフによって、仕入れられた商品が保管場所ごとに保管し、検品し、各店舗に出荷しています。
ですから、「倉庫内作業をいかに効率良くするか」ということがドラッグストア物流のコストダウンに向けたポイントになるのです。
ドラッグストア物流を外部委託業者に委託するメリット
ドラッグストア物流を外部委託業者に委託することで、自社倉庫では抱えきれなくなった商品を、効率良く仕分け・保管・検品をすることができます。
物流の委託業者は、とてつもなく大きい倉庫を持っているので、そこで企業ごとの倉庫に振り分けをするのです。
企業ごとにきちんと倉庫を振り分けし、商品をきちんと振り分けし保管するのには、もちろん信用できる業者に依頼するのが一番重要なことです。
外部委託業者に商品を管理してもらっているので、商品の補充が必要になったら、外部委託業者に「発注」の依頼をかければ良いだけになるので、今まで自社倉庫での作業にかけていた人件費や倉庫の維持費といった作業コストが大幅にダウンされます。
また、商品をきちんと管理・把握することは「仕入れの無駄」を改善することにも繋がりますから、「目に見える管理」をするということは、ドラッグストア物流にはとても大切なことなのです。
ドラッグストア物流を外部委託するには
自社で抱えきれなくなったドラッグストア物流を外部に委託するには、外部委託業者に相談を投げかけてみる必要があります。
その際に「商品をどのように保管・管理してくれるのか」ということや「検品作業はどうなるのか」ということを相談し、お見積り金額を算出してもらうことになるのですが、自分達のお店に並べる商品を預ける場所ですので、きちんと外部委託業者のことを把握しておく必要があります。
ここでは、外部委託業者を選ぶポイントを以下にまとめました。
*商品の保管・管理の仕方はどのように行うのか
*食品がある場合は、きちんと温度管理は行き届いた場所での保管なのか
*発注してから店舗に届くまでの管理はどうなるのか
*発注してから店舗に届くまでの期間はどのくらいかかるのか
*委託料金はどのようになっているのか
以上のこの5つのポイントは、最低限押さえた方が良いポイントです。また商品を保管・管理する倉庫を実際に見学させてくれる委託業者もあるので、信頼できる委託業者を選ぶことが大切です。
ドラッグストア物流を見直して効率化を図ろう!
ドラッグストア物流を考えるということは、ドラッグストア企業全体の効率化を図るということに繋がります。
自社の倉庫で商品を管理・保管し続けるのには限界がありますよね。そうなってしまっては、作業効率だけではなく商品の状態を維持するということにも問題が出てくるのではないでしょうか。
自社倉庫では抱えきれなくなった商品の種類や商品数をきちんと保管するには、外部委託業者を頼るというのもひとつの手なのです。