カメラマンインタビューその4「機材から考える写真撮影の工夫とは?」
ーーー前回のカメラマンインタビューその3の続きーーー
(記者)「必要とされてはじめてってところですもんね。ありがとうございます。では最後にお使いの撮影機材を教えて頂けますでしょうか?」
(カメラマン)「そうですね。えーっとCanon EOS 5D Mark ⅢとCanon EOS 6Dですね。あとここからがオススメなんですけどFUJIFILM X-T1。そしてLUMIX GX1です。一応全部一眼で、LUMIX GX1に関しては3万円ぐらいのカメラです。」
(記者)「3万円!?そのカメラはどこが良いのですか?」
(カメラマン)「手軽さですかね!なんかこう、“じゃ撮影するでー”とバッと大きいカメラで撮るより、小さいカメラで、“いくでー”って言って撮影を始めるとモデルも“はっ?”ってなるんですけど、表情がね、、、変わるんですよ!」
(記者)「表情が?」
(カメラマン)「おもちゃのカメラというか、自分達の携帯カメラで撮ったかのような感覚になるんですよ。そうすると表情が変わるんですよね。大きいカメラで撮影すると《仕事モード》になっちゃうんですよね。そこの差は面白いですね。ただ、クライアント様がいらっしゃる時にそれをやった事があるんですが、“○○さん!ふざけてます?”って言われた事はあります(笑)。ちゃんと大きいカメラも持って行ってるんですよ!撮影の終わりの方に小さいカメラでも撮ってみるんです。」
(記者)「面白いですね!」
(カメラマン)「本当におもちゃっぽくて、カメラ女子がつけてそうな、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)みたいなものです。知り合いに年齢が近いカメラマンの子がいるんですが、その子も《これしかやらない》って決めていて、その子はセクシーな撮影しか撮らないんですが、コンデジしか使わないって言うスタンスです。カッコいい写真撮りますよ!」
(記者)「カメラで被写体の写り方が変わるっていうのが面白いですね。ちなみにレンズは何本お持ちですか?」
(カメラマン)「今で4本ですかね、、、」
(記者)「4本?その数で全て対応できるものですか?」
(カメラマン)「今年から完全に独立したんですけど、今までは父親の会社と業務提携していて、レンズも借りていたんです。売上げからマージン渡す感じで。これからは自分で揃えていくので、増やそうとは思ってます。」
(記者)「単焦点レンズとかもお持ちですか?」
(カメラマン)「1本だけ持ってますね。最近は単焦点好きですね!昔はあんまり好きじゃなかったんですが、、、モデルとの距離をズームで狙えばいいけど、単焦点の場合はズームができない分、自分が寄ったり離れたりしないといけない。最近モデルさんとの距離感は気にしますね。望遠レンズで遠くから声をかけながら撮影してもいいですけど、モデルと近い方がその子の顔も見れるし、声も聞ける。そう考えると単焦点は面白いなと。ただ単焦点で寄りで撮ろうとした時に気づくと、モデルの目のすぐ前にレンズを構えていたことはあります(笑)。それも単焦点の味だと思いますね。」
(記者)「お持ちの単焦点レンズの焦点距離はどのくらいですか?」
(カメラマン)「50mmですね。次に買うとしたら35mmとかですね。望遠は買う気がないので、一番望遠で50mmですかね。一番人間の視野に近いって言われている焦点距離が50mmです。モデルを近くで撮りたい場合は自分が寄っていったら大丈夫ですしね。」
(記者)「単焦点って面白いですよね。それにしても4本でこなされているのはさすがです。」
(カメラマン)「そうですね、でもあとの3つはズームですからね。望遠と標準と広角それぞれ持ってます。それを基準としてあいだあいだで単焦点レンズを買っていこうと思ってます。」
(記者)「僕も50mm単焦点買います(笑)。お聞きしたい事がまだまだたくさんあって終わりが見えなくなってしまいますので、今回はこのぐらいにさせて頂きます。インタビューにお付き合い頂きましてありがとうございました。」
(カメラマン)「ありがとうございました。」
ーーー終わりーーー
4回にわたり、ご紹介させて頂きましたインタビューでしたが、皆様いかがでしたでしょうか?
トミーズコーポレーションなら、お客様のご要望・ご予算にあった撮影代行をご提案させて頂きます。
「自社撮影ではクオリティが上がらない!」
「自社撮影では商品登録が間に合わない!」
などなど、お困りのショップ様も多いはず。
ここは一度撮影をアウトソーシングしてみませんか?
今まで取れなかった時間を、販売戦略に使う事が出来ます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
アパレル・ファッション撮影サービスはこちらから